二ヶ月近く”唐津出張”していた盃が戻ってきた。 地震があったり、なんだり。 ともかく「ホッ」、としたのが本音だ。 久しぶりに手に取ってみると、いつもの感じと違う…そう、あの「しっとり感」がないのだ。 …そりゃ、そうなる訳だ。 ”出張前”はほぼ毎日これ…
昨年末、在名護屋の友人を尋ねた際に「最近、買いました」と見せてくれたモノ。 伝世・初期伊万里八角盃。 肌は長年の使用によりトロみを帯び、手に馴染む。 何よりも…初見だった。 精巧かつ、闊達な絵と、大振りなのがとても好ましく…。 時間が経ち、年も改…
帰京から一週間が経った。 何事もなかったように、諸事進んでいる。 けれど、改めて彼の地での楽しかった事を想うと「なんとも言えない気持ち」になる。 唐津に行った後はいつもこの状態に陥る。 これ、「唐津ロス」、ですよね…。 身近に僕以上に症状の重い…
2016年、第五回唐津やきもん祭り。 今回もトーク・イヴェントに参加させていただいた。 5月3日。 筑肥線も止まってしまう大荒れの天気の中、唐津入り(福岡空港のランディングも暴風雨にて叶わずにも20分以上空中待機する始末)。 「誰も来ないでしょうね」…
明日より唐津焼の宴がはじまる。 http://www.karatsu-kankou.jp/events/detail/68 唐津市内は”やきもん一色”に染まります。 で、注目はなんと言っても開催中の、「古唐津のぐい呑展」! 古陶数奇垂涎の酒器と言えば古唐津。 そんな酒器にテーマを絞った、日…
勝見師匠とMTG。 5月3日の、唐津やきもん祭りでのイヴェントについて。 面白くなりそうです(詳細近日)。 その際に師匠がお持ちになられた盃。 一片の呼び継ぎがあるが、他コンディションは良い。 形は唐津…、が白磁。 初源、なのか、いや後期古唐津なのか…
3/27日曜日。 武相荘で勝見師匠のイヴェント”新唐津ノススメ”、のお手伝いでした。 師匠が唐津の窯元まで出向きチョイスした現代陶唐津焼作家の酒器。 それらを展示販売すると言う試み…90年代初頭、ジャイルス・ピーターソンによってチョイスされたジャズが…
多分、否、間違いなく日本初の試み。 唐津焼発祥の地、唐津市。 彼の地にて、古陶数奇垂涎のぐい呑展が執り行われる。 不肖岸岳庵も同展覧会にて展示される盃のコーディネイト、そして会場のみで販売される「古唐津ぐい呑展」小冊子の制作に関わらせていただ…
先週末は本業で武雄~佐賀~唐津~福岡、というまるで窯跡巡りみたいな出張だった(そういえば窯跡、随分と行ってないかも…)。その間はイヴェントだったり、打ち合わせだったり、と立て込んでいたが三日目の唐津では少し時間を持つ事が出来た。 ここぞ、と…
昨年のGW、唐津やきもん祭りに勝見師匠をお連れした。 古い町家をイノヴェーションした魚屋町ギャラリーでの”古唐津イヴェント”や唐津市市民ホールでのパネル・ディスカッション等々…タイトなスケジュールだったが、師匠はこまめに作陶家達の展示をまわり、…
忙中閑あり。 スケジュールがぴたりとはまり、肥前名護屋の友人と一献。 ここのところ難儀な事が多い。 正直「唐津」ときくと、その”難儀”に思いがいき、胸が締め付けられる~そんな感じ、だった。 あれだけ胸躍る響きであったそれが実に苦しい、のである。 …
本業最大の山をなんとか乗り切った。 12月から休みが無いし、「今日は代休」と思ったがままならず…。 「せめて…」と早仕舞いした。 きっかけは友人の骨董商よりの、数日前に送られてきた写真。 「いいなぁ…」、琴線をくすぐる佇まい。 しかも、数ヶ月前に友…
仕事が早仕舞い。 「そんなに寒くないし、歩いて帰ろう」と踏み出した。 そこそこ歩いて目についた、とある老舗骨董屋さん。 敷居が高かそうで今までお邪魔した事がなかった。 …が、「えい、ままよ」とドアを開けた。 週末の、しかもフリーになった気持ちが…
福井へ日帰り出張。 仕事を終え、「お疲れ」というわけで西武福井店横の、いつもの酒屋さんで「梵」を購入。 昨夜抜栓したかったが、翌朝朝一というスケジュールが自制を促し…。 漸くありつけた、美味しいお酒。 しっとり、香しく。癖がないからスイスイいけ…
とあるプロジェクトをお手伝いしている。 勿論、古唐津に関わる事。 新たにリンクしたプロフェッショナルとのコラボが胸を高鳴らせる。 そのセッションが週末にあった。 氏の、軒並みならぬ集中力。 撮影場たる都内某所の茶室。 その空気が徐々に変わってい…
週の頭。 どうにも呑みたくなって「おかわりなし」、と心に誓い、丁寧に燗付けた。 徳利は拙蔵では二番目に古い(拙宅に来てくれてから、の意)の堅手。 久しぶりに取り出したら、また育っていたw。 記録的な寒波で今日は随分と冷え込んだので、超熱め燗で50…
家の近所に、好ましい立ち呑み屋がある。 のんべいの側に立った、気の効いた日本酒のセレクト、丁寧な仕事が行き届いた肴、 店員たちの気遣い、そして良い客層。 勿論コスパも良し。 …なもので週に2、3度と通っている。 http://jp.sake-times.com/enjoy/fo…
僕の、唐津や肥前各所への想いは強い。 折れそうになった時、彼の地を訪れ、持ち直す…。 そんな事を何度も繰り返してきた(拙ブログでも重ねて記してきたが)。 なんと言うか、その、恩返しがしたい。 本業のノウハウを持って、世界に誇れる焼き物をはじめ、…
年明けて初めての、師匠とMTG。 バタバタの中、隙間を見つけて落ち合った。 内容は今年のGWにむけての企て。 一つは首都圏。 二つ目は彼の地。 二つ目は「日本初(多分…)」故、ある一定の範囲、というか業界というかでは話題になること、 必至だろうなぁ。 …
年が明けて3日経ちました。 改めまして、御目出度うございます。 昨年末に一旦冷え込んだ東京でしたが、元旦から「最高気温15度」状態に戻り、 穏やかでありつつも違和感のあるお正月、でした。 箱根駅伝の選手たちも「?」な感じだったのではないでしょうか…
ここ数日の冷え込みで東京も”師走感”が出て来たような。 これぐらいじゃないと、ね。 門松が街のいたるところにデンと構え、正月道具を売る露店が立って漸く、な感じ。 年末作業も一通り済んだ。 で、時間にゆとりができたら今年の「古陶」と自分の関わりが…
真贋。 手元に来て、ちょい「?」のあるものに関して古陶数奇は得てして同友にそれを尋ねる。 …快い返答が来れば、まま。 否であっても、他に尋ね、只管に「?」をなくすべく奔走する。 「?」は多分感性から来るもので、大体それは正しかったりする。 前述…
モノへの接し方、モノの感じ方が最近変わって来た。 なんと言うか、表現しづらいが「肩肘はらなくなった」というか…。 古唐津への愛情(熱量)は変わった訳ではない。 今でも「酒器」という言葉を聞くと前のめりになるし、良いものをみれば「欲しいなぁ」と…
お手伝いをさせていただいた「唐津・窯元ツーリズム2015」も無事に終了。 好天に恵まれた晩秋の唐津は美しく、艶やかだった。 勿論夜は呑み。 それも前回以上にへろへろになりました。 一番館坂本さんをはじめ関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした! さて…
吉野靖義さんが亡くなった。 現代陶唐津を再初期化した最重要人物のうちの一人。 「古唐津は粘土ではなく砂岩、または頁岩を加工した陶土によって作られたもの」と公言し、只管に 朝鮮半島からやってきた陶工の手法を追求された。勿論、その過程に自身のクリ…
武相荘でのイヴェント以来、気にかかっていた。 それは何?、と言えば勝見師匠が提案された(古唐津+バカラ)。 どうにもならなくなり、師匠に打ち明けると「今度会う時に見せるよ。ちょい大きいのもあるから一緒に」との返事。 …で、その二週間後。頭の中…
霜月入り、ですね。 今朝、St.James一枚で外出したら寒気厳しく、パタゴニアのフリースを取りに戻った次第。 こんな感じであっという間に師走を迎えてしまうような…。 ただ、そんなせわしさが加速する十一月は食であったり、ファッションであったり、はたま…
今日は師匠と昼酒。 日が高いうちの、蕎麦屋酒はたまらない。 お借りしていた絵唐津の盃 をお返しし、輪花盃が戻ってくる。 …それにしてもお借りしている間に随分と呑んだ。 洗われていた高台もお酒を吸わせまくったので、良い佇まいに。 嗚呼、良い盃だった…
どうにもこうにも。 続く出張…せわしくてならない。 忙しい…喜ばしい事なのです。 …が、なかなかに落ちつかず、リセット出来ずにいる。 旅先に盃を持って行くも時間が持てず、使えずじまい。 「この地のお酒を自身の盃で酌めたらどんなに良いか」と何度思っ…
武相荘でのイヴェント、終了しました。 http://buaiso.com/ki/info/event/1461.html お忙しい中、武相荘にお越しいただきました皆様、有り難うございました。 反省すべき点は多々ありますが、なんとか無事に成し遂げられたのでまずは合格点なのかなぁ、 と思…