古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

友人の盃

故あって、友人の盃が拙宅にある。 碗形の黒唐津。 径8センチ、器高4センチ。 武雄北部系の、発掘の手。 釉にカセは全くなく、侘びた茶褐色が好ましい。 口辺に三箇所の直し(全く気にならないが)。 酒を注いだ時にゆらぐ見込みの轆轤目が美しい。 低いが…

夏酒

久しぶりに明日・日曜日がお休みになる。 「しっかりと呑んでやろう」と昼の仕事中から密かに意気込んでいた。 と、いうのも敬愛する大兄から「七田 夏純」が届いたから。 夏酒は今の流行…ましてや大好きな七田の、純米というからには考えただけでも涎が出て…

古酒の愉しみ方

ご近所に拘りの酒屋さんがある。 接客はそっけない。 が、アドヴァイスは超的確。 そんなで通うようになってはや十年が経つ。 先日、「今のおすすめはなんですか?」と問うと「古酒はどうですか?」とレスポンス。 「酒蔵は開栓したらすぐに呑みなさい、って…

秦秀雄翁の、初期伊万里八角盃

MK師匠に相談があり代々木上原で打ち合わせ。 諸々ご理解いただき、その後お食事ということに。 駅至近の和食屋さん。 「昭和」を感じさせる佇まい。 供されるもの、全てにご主人の拘りが行き届き、とても美味しい。 おすすめの日本酒もナイスであっという間…

成長

ここのところ、ずっと斑か、初期伊万里の平盃でやっている。 「久しぶりに刷毛目」という感じで箱から出すと「ありゃりゃ」ってくらい育っていた。 口辺が茶色になっちゃってる。 勝見充男さんが著作で書かれているが”使って”じゃなくて”使わないで”そうなっ…

モノを見る目

ここのところ、色々な意味でモノに甘くなっているような…。 初期伊万里や李朝になるととんと緩くなり。 特に前者に関しては思うところがある。 凛と向い合わねば。 そう自戒しつつ、週半水曜日の独酌。 嗚呼、唐津に行きたい…。