古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

松浦系明尊寺裏、はたまた勝久?

先々週、拙宅にやってきた黒唐津天目盃。 どうしても、これが作られた窯を突き止めたくて大量の写真を長崎の師匠にメイルした。 昨日お返事が。 「よく写真をみたら葭ノ本とは違うみたい。彼の窯で産された天目はシャープで所謂天目形。この盃は天目の定型か…

酒肴~牛深の、きびなご丸干し

日曜日。 家人のリクエストで「銀座熊本館」に。 くまモングッズも楽しいけれどお目当ては食。 いきなり団子は当たり前に購入。 色々と目移りする中で焦点が定まったのは「きびなごの丸干し」、でした。 きびなごは元々大好きなんですが「丸干し」ははじめて…

独酌 feat. 鮪酒盗

16日の、東京の冷え込みは半端無かった。 北風も強く、17時の時点で外気温1.5℃(NHK渋谷数値)。 北国にも居住経験があるので少々の寒さでは音を上げません。 が、流石に今日は「寒い!」とリピートしまくりでした。 それゆえ、昼過ぎから「燗酒、燗酒」と…

黒唐津盃

以前、間違った。 本当に悔しかった。 それまでも追っていたし、それ以降も追って来た。 小さいものはときおり見かけた。 少し時代の下がったものはそこかしこに。 けれど… 振りよく、釉調よく、何より佇まいの良いものには出逢えなかった。 ようやく手元に…

武雄北部系、を改めて④(改訂Ver.)

杉ノ元古窯からまずは宇土ノ谷古窯に隣接する長吉谷古窯を目指す。 M師匠、Kさんがいると窯跡巡りでも視点が違い、得るものが多い。 (宇土ノ谷古窯自体には2007年に一度訪れた事があった。武雄系で唯一斑唐津を焼いていた窯。現地には磁片~ここは磁器も焼…

武雄北部系、を改めて③

峠を越えて、武雄系としては最も古い年代に窯が築かれていたエリアについた。 谷戸の最深部に錆谷古窯、谷を挟んで向かいに広高麗古窯、そして黒牟田寄りに七曲古窯。 それにしても、何度来ても自然=生物体の息吹が強く感じられるエリア、だ。 この、なんと…

武雄北部系、を改めて②

大石谷古窯を後にして、商人山(あきゅうどやま)古窯跡へ。 こちらも何度かトライして行き着く事が出来なかった場所。 なんとも狭い未舗装の農道を経て山間に入り込む。猪が泥浴びをしそうな水たまりや、土砂崩れの 跡などを超えてようやく辿り着く。 こり…

武雄北部系、を改めて①

敬愛する長崎のM師匠、更には窯跡巡りのヴァイブルを著されたKさんをフィーチャーしての、 僕にとっては”スペシャル”な窯跡巡りを敢行。 昨年のGW以来。 ”杉花粉飛翔直前”、の絶妙タイミング。 以前辿り着けなかった、武雄北部系の古窯を案内していただいた…

次世代を担う人たち

陶友達と一献。 ブライテスト・ホープ。 現代陶唐津を今後担うであろう竹花&矢野両氏。 作陶への熱き想い、頑な拘り、そして凛とした姿勢。 時折見せるライバル意識。 才能があるがゆえに抱える苦悩も多々あるのでしょう。 「選ばれし者のみに与えられる苦…