古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

古唐津への、僕の接し方

敬愛する”東京の師”に言われた。 ”真面目すぎる”、と。 ”突き詰めすぎるとモノが逆に見えなくなり、間違いを冒すよ”、と。 ”贋物を恐れすぎない、もっと大らかな方が良いかも”とも。 確かに自分は諸事につけ生真面目に過ぎる、かもしれない。 この道について…

出会い、繋がり

僕が伊万里の友人からその人を紹介されたのは2006年の冬、だった。 以降その人を「師」と仰ぎ、様々に時間を共有してきた。 歯車が噛み合って、師のことを世に伝える機会を得られた。 出会いが、繋がりが生まれた。 平成の世に、僕らが今、こうして惹かれて…

斑唐津の、二度窯

先日、手持ちの小皿を友人に買いとってもらった際に話題にのぼったのが、「斑唐津の二度窯」。 発掘もんをもう一回窯で焼いてしまったら相当な目利きでも見破る事が出来ない、って話し。 その話しはご当地・唐津や伊万里でも何度か聞いたことがある。 斑は大…

衝動

時折やってくる衝動。 買ったはいいものの、使わずに仕舞い込まれている古陶たちへの「申し訳ない」という想い。 「いいなぁ」と思って購入。でも…手持ちの酒器との色目やら、大きさやらが合わなくて一回こっきり使わない…手元に数点、そういうモノがある。 …

古唐津の親水性

この場で何度も宣っている。 ”古唐津に取り憑かれている”、と。 僕にとっての魅力は多岐にわたる、がその第一に親水性があげられる。 朝鮮半島由来の製法=磁器を作らん、として図らずして派生した古唐津。 堅牢でありながらその親水性から著しい経年変化が…

諸々

信州・大町のお酒。 「これ!」と決めたらなかなか浮気しない質。お土産もの、ということでいつものお酒を外し、じっくり向かい合ってみる。 …なかなかに「乙」。 徳利がうっすら汗をかき、白濁釉の斑模様が際立つ。 酒徒としてたまらない時間を過ごしていま…