古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

猛省と前進

前回のブログで書いた片口の件。それについてutw*yさんからアドヴァイスをいただいた。こちらで「平戸南部系」と踏んだのだが「武雄北部系」であった、という事実。ご本人にお話をお聞きすると前・所有者はご友人であり、その方が相当前に武雄系川古窯の谷下…

片口数寄

「欲しい、欲しい」と思う時に、なかなか思い描く物には出会えない。例えば長年探している斑の筒、とか。「ふっ」とした出会い頭にドンピシャな奴に出会ったりするんですかねぇ? 今週頭、昼休みに懇意の骨董屋さんに電話をすると「古唐津なら呼続のある、小…

プレ高台部会

確かあれは3年ぐらい前に唐津の作家、梶原靖元氏に市ノ瀬高麗神古窯を案内してもらった時の出来事。 丁度盗掘にあったばかりの窯跡はそこかしこに陶片が散らばっていた。そんな数多の中から「ああ、奥高麗っぽいなぁ」と氏がつぶやきながら手に取ったものが…

贋物

昨夜はスタジオ作業だったので、空き時間にヤフオクを覗いてみた。 すると以前にここで書いた「玄人狙いの贋物」が出品されている。2年ぐらい前にこの出品者から買って返品したこともある。そのときは出品中に「小溝上窯」とご丁寧の窯の名前まで記され、掲…

もっとでかい片口

以前にも書いたことですが、片口にひときわ愛着を感じる。指先にのる、径4センチぐらいのもの<機織器なんかの油さしに使っていたんでしょうか?>から径20センチを超える大きなものまで。需要も相当あったんだろう。 桃山、江戸初期の都市遺構からも数多…

でかすぎ片口

4月末に師と仰ぐ蒐集家から古唐津<無地>の片口を買った。30年ぐらい前に”掘り屋”さんが松浦系・阿房古窯で発掘したもの、らしい。 購入するや否や、修理屋さんに出してようやくあがってきた。 めちゃくちゃ安かった。というのもでかいから。径が大きい…

朝鮮唐津

藤ノ川内古窯に行った回数、どのくらいだろう。行く度に地主さんが飼っている犬に吼えらて、周辺民家の皆さんにおことわりをいれつつも盗掘者に見られないか?、びくびくしながら窯跡をそぞろ歩く。52メートルを超える登り窯、その傾斜は相当なものだ。 綺…

奥高麗

先週末は出張。 ほんの少し時間を拵えて、約2年ぶりに懇意の骨董屋さんを訪ねた。大店だけど、買い物もしないのになんだか気に入ってもらって、いろいろと教えていただいている<時々は買ってもらったり>。 お店に入ると早速古唐津を色々と見せてくれる。 …