2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
久しぶりにヤフーオークションの「唐津」をのぞいた。大方こういう時に面白いものに出会えたりする。 すると「平戸系 青唐津云々」と題を打たれたものが数点目に飛び込んできた。”よくできて”いる。普通の骨董屋さんなら「小森谷の掘りの手ですよ」、などと…
「古唐津の中で一番何が好きか?」と聞かれれば「酒器です」と答え、さらに「その中で一番は?」と言われれば「片口です」ときっぱり。まぁ、片口を酒器に分類してしまうのは乱暴だけど・・・。 どこの古窯跡でも片口の陶片を見かける、ってかこれほど片口が…
不意に仕事のアポがとんで、夜の仕事まで時間が空いてしまった。 DVDでも借りるか、骨董屋さんにでも顔を出そうか、などどいろいろと考えた末に「昼からちょこっと呑んでやろう」ということに。 会寧の片口に常温の”大吉生もと”を注ぐ。で、今日の酒器は…
敬愛する蒐集家の先輩から「小溝って窯はなかなか捨てたものじゃないよ。まるで奥高麗みたいな、小ぶりで形のよい茶碗を作っていたんだよね」というお話を聞いた。伝世向付のお話を聞いた時の、その延長線で。 以前に「平戸北部系の古窯にある陶片の高台はそ…
前述の「無地唐津徳利」を受け取った際に、「こんなものもあります」といって見せてもらった向付。 これと同じものをみたことがあるので”!”と思ったんですが、異なるもので。 同じ組からの「離れ」だったみたいです。 以前見たものは京都の柳孝氏の元にあっ…
信頼する骨董屋さんから「無地唐津徳利」を向けられたのは、かれこれ1ヶ月前。私にとってそれは手が届きそうで、届かない金額だった。けれどその愛らしい形に一目ぼれ。蒐集品を手放して、購入に充てることにした<そのうちのひとつが前回のブログで触れた…