古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2011-01-01から1年間の記事一覧

斑の、藤の川内の、徳利

ひょんな事で出逢って、我が家へ。 と、いってもまだ半分もお支払いしていない状態だけど(売り主様、本当にすみません)。 よくある藤の川内の小徳利よりちょい大きいサイズ。 独酌にちょうど良い一合三酌の容量。口径も程よく「トクトク」と注ぎ音が心地よ…

先だっての、初期伊万里盃

先だってのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/mstmrtrsp/35803315.html で綴った初期伊万里盃を産した窯がどうにも知りたい。 と、思っていた矢先に、岸岳麓で作陶を営むMさんが写メを送ってくださった。氏は僕にとっての「初期伊万里マスタ―」であり、要所要…

訃報 中川自然坊さん

昨日未明(12/13)にお亡くなりになられたそうです。 故人の冥福を心よりお祈り申し上げます。 大病を克服され、これから、という時に。 2003年にはじめて玄海町の陶房を訪れた時の印象が忘れられません。 ご本人にいただいた朝鮮唐津の盃、今後も大切…

週末の一夜&初期伊万里盃

週末、お食事に誘われた。 何から何まで素晴らしかった。生半可な事じゃ驚かないけど、やばかったなぁ。 美味しいお料理(食べたし、呑んだし。三国港で上がったフレッシュな蟹~金沢に住んでいた頃よく食べたなぁ~、若狭のぐじ~さっぱりとしていながらも…

徳利

ぐっと冷え込んだ。 ようやく東京にも冬が到来の模様。ビル風が凍えるこの感じは、それはそれでいい。 そう、45回目の冬。 僕にとって冬、と言えば燗酒。燗酒、と言えば徳利、です。 聞くところによると徳利需要は減っているらしい。特に古陶。 使用後の手…

ブラザーズ

忙中閑あり。 本業はここ数年で最も忙しい、かも。仕事があるだけ感謝だけど、どうにもこうにもいかなくなって趣味の世界に逃げ込む事も頻繁にある~敬愛する同好の士と交わす一献、がそれ。 で、Vibes満タンになって次なるプロジェクトに臨める自分が再生す…

初期伊万里?の豆皿

拙宅に新参、の豆皿。 発掘もん。口辺に小ホツはあるが、ほぼダメージはなし、なコンディション。 焼成はやや甘く、見込みに降りものが「サァ~」って感じにかかっちゃってる。 最初は「くらわんか」、また広瀬向あたりの時代の下った伊万里かなぁ、なんて思…

佐賀のお酒

今、好きな日本酒でいうと「鍋島」か、「七田」か、はたまた「万齢」か。 結局佐賀のお酒になってしまう。まぁ、いろんなことがエッセンスになってより美味しく感じるんだろうけど。 拙宅近所でそれらのお酒はなかなか手に入らない。 で、「大七」やら「木戸…

どうにも、こうにも

色んな事が進行中。キチリと整理しつつ進めているつもり、だが細部に目が行き届かぬ事も多々。日々学び、前進。そろそろしっかり休みをとりたいけれどどうにもならず、ただ成功を信じて歩いている。 今週は某出版社古陶数寄O氏プロデュースの酒宴で一息。 池…

陶友との語らい

久方ぶりに在九州の友人と会った。関東で会ったのはこれが初めて(←それ以外は大方唐津や伊万里)。 只管に古陶談義。最近買ったあの茶碗、このお皿~続く続く…。 宴も半ばに「お土産です」と出されたのが”もみじ”。本当に嬉しい心遣い。深く感動…。 はらり…

目白コレクション、とか

週末、ちょこっと目白コレクションに顔を出した。 来るたびに良い雰囲気になっているような気が。うまく説明出来ないけれど、いろんな意味でバランスがとれているからかも。それにしても全般的に安くなったような気が…。 土曜の、クローズ間際の訪問。 当然”…

乙、な酒肴

例年通り、「萩・世田谷幕末維新祭」に参戦。 仕事でよく来る街だけど、いつもと違う熱気にアガル。今日は特別な日ですよね。 何より手作り感&街が一体感をもって来客をもてなしている感じが心地よい。 まずは松陰さんをお参り。その後じっくり出店をチェッ…

刷毛目盃(小皿)、その後

僕なりの基準~「手元に来た古陶を二日連続で使うか、否か」。 ●使うと、”それなりの期間、拙宅に居てもらえる”。 ●そうでないと”ものの十日も経たぬうちに何処かへ旅立たれる”。 刷毛目盃(小皿)昨夜も、今宵もフィーチャー。 これで三日連続です。~良い…

10センチの壁

「10センチ」。 盃の口径がこの値を超えると一気に価値が落ち、その逆は桁が変わったりなんてこともある。 2週間前、直径10.3センチの刷毛目盃(見た目は小皿)を向けられた。 発掘伝世であったらしい。良い感じであったけれど一方で”薄汚れていた”感が否め…

古田織部とクールファイヴ

イヴェントに出向いた。 ←こちらに。 大好きな漫画「へうげもの」のエディターF氏、S氏&Y氏が主催する漫画+音楽+陶芸+お酒+αの宴。美味い肴、良い酒、そして良き友人達との会話。全てがパーフェクトで楽しい時間でした。色々あったけど、それはそれ。経…

醤油の実

ここ二週間ばかり佐賀県で作られている「醤油の実」を酒肴にしている。 いろんなところの「醤油の実」を試して来たけれど、自分にはここんちが一番合っているようだ。 香ばしく、エッジが効いていて強めの塩気。 口中に満ちたそれと純米酒の相性といったら!…

”さきと”に行きたい

写真データを整理。先月初旬の福岡出張のがやたらにある。 その中でも群を抜いて多いのが居酒屋「さきと」の写真。呑みながらパシパシやってたんです。 それ見ていたら堪らなくなった。ここんち、何もかもがいいんだよなぁ。 以前にも書いたけれど、太田和彦…

伝世片口

昨日、とある場所で良い片口をみた(←ガラス越し)。 僕にはちょい小さいサイズ(うーん、目測で口径11センチ、器高6センチ?)、酸化焼成枇杷色~。 口は”切れのいい”タイプ。高台もそれなりの高さが有って。容量、一合二酌、ってとこ?? うーん、平戸…

荻窪 いちべい

ハマっているかもしれない。 いや完全にハマっている。 荻窪の、居酒屋・いちべい。 某雑誌編集長にご紹介いただいて以来、何度通った事か。で、昨夜も…。 何もかも、心地よいんだよなぁ。多種多様の日本酒、きちんとした酒肴、雰囲気、客層、そして接客。 …

器を使う為に「呑む」

日本酒が好きだ。 特に純米。鍋島、万齢、七田がいいなぁ(←全部佐賀、じゃん)。 呑み方は燗がいい。つけている間の、わくわく感もキライじゃない。 …元来アルコールに強い質ではなかった。 今もビール中瓶1本に日本酒2合程度がベスト。それ以上になると間…

松浦系古唐津の地と里山の緑

前回、敬愛する古唐津蒐集家T氏宅を訪問したことを書いた。 http://blogs.yahoo.co.jp/mstmrtrsp/35327178.html その道中での事。 伊万里市内から国道202号を大川原で唐津に向かって右折。一頻り走って峠を越えたら遠くにダムが見えた。直感で「ヤバイ」と思…

絵唐津片口

週末は福岡に出張だった。 夏の終わりは糸島半島・芥屋海岸。 九州最大のミュージック・フェス「SUNSET LIVE」に関わり出して10年経つ。例年、この場にいることが楽しく、切ない。 …それにしても、今年は台風のおかげで散々だったなぁ。 当然昼ご飯はこち…

中野

骨董屋さんの友人と一献@中野。 会社は「節電休業」。 …なので明るいうちからエビス…贅沢。 古陶のことから巷間の、雑多な事までグダグダ。ビール3本+日本酒1合&Mo'。 〆は以前から気になっていたこちらで「麦とろ飯」↓。 時間は19時過ぎ(早!)。 「秀逸…

恩師の盃

週末、実家に。 弟家族もやって来て、わいわいガヤガヤ。忘れかけていた家族の団らんを心底楽しんだ。やはり実家は良いものだ。 皆が寝静まった後に、父(←呑めない)と母(←日本酒はダメ)を半ば強引に付き合わせて一献。話しを聞いて改めて地元も随分と様…

またしても・・・

盆休み明けの忙しさはハンパなし。 まぁ、それはそれで気持ちがよい。朝8時過ぎの誰もいない清らかなオフィスで粛々と進めるデスク・ワークはメチャクチャ捗るし。 で、「早く行って、それなりの時間に切り上げ、居酒屋で独酌…」を目論みこの一週間、トート…

島根へ

同僚の結婚式で今週頭から島根に。あわせて数年ぶりに夏休みを貰った。 島根は15歳の時に行ったとき以来だからおよそ30年ぶりの訪問になる。 出雲縁結び空港から立久恵峡の温泉宿(ここが披露宴の場)で荷を解き、温泉につかってタイドアップ。式場である出…

独酌

ここ2週間ばかりの忙しさは尋常ではなかった。 なんとか睡眠時間は確保できたが、独酌でぼ~っとする時間は皆無。おまけに恩人の不幸があったりと 心身ともにダメージを受けていた。 そんな折り、友人の骨董屋さんから「ようやく直りましたよ、徳利」とのメ…

東京の、波多さん

先週末、得意先から帰社途中の出来事。 10年程前によくPVの監督をしていただいていたT氏に出くわした。 2003年ぐらいから会っていなかった。今では映画監督としても、また建築プランナーとしても多方面で活躍中の才人。 一頻りの会話の後に、横に佇んでい…

呼継ぎ

古唐津が好きになった当初、呼びなんて気にならなかった。 モノが贋物でなければパッチワークもアリ、だった。 徐々にモノの見方が変わって来た。 今は、よほどの見所がなければ呼び継ぎの古陶は買わなくなった。 …なんとなく、なんですが。 最近、酔った勢…

下北沢・両花

馴染みの居酒屋は貴重だ。 凝り固まった心と身体を間違いなく”ほぐして”くれるから。 今宵も、仕事がはねてからコラボさせていただいているコンポーザーを伴い下北沢・両花へ。 太田和彦さんの著書でも激賞されているここんち。何時行ってもナイス! 頭っか…