古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

刷毛目小碗

友人と定期呑み@西荻。 以前にも呑ませてもらった盃、というか小碗。気になって仕方なくてリクエストして御持ちいただく。 口辺は分厚く、全体の形は武骨。だが持ってみると伝世品のせいか丸みがある感じ。手取りはずっしり重い。容量は5酌、盃というより小…

酒肴の話

ここのところ、このスナックにハマっている。 パスタのフライ、です。軽い食感でビールのお供って感じ。でも冷酒にもあうかな、と思い… やってみました。 初期伊万里のお皿に盛って。 結果~ 凄く合う、けれど…。 どうにもスナックが主役になっちゃう。僕の…

日本酒のお話し

ここ数年、秋冬の独酌は福島の「大七 生もと」<純米>で通してきた。 今年は例年になく、諸先輩方に美味しい日本酒をご紹介いただいた。それゆえここのところ”浮気”したい気分で…。 何気に近所の拘り酒屋「唐木屋」さんでその旨をお話しすると千葉のお酒「…

黒唐津片口

金曜日夜、友人の骨董屋さんから写メ。 ここ1年ほど探している「黒唐津片口」だった。 低画素の写真からも金石原のものでないことがわかる。 で、お店に直行。 武雄系祥古谷古窯発掘もの、とのこと。 径12センチ弱、若干器高が低く、容量は独酌にはちょい…

蒐集家宅訪問

先日、来春刊行予定の古美術書籍の取材に顔を出した。「酒器」が主題、しかも希代の蒐集家宅、ということで上がりまくりの訪問。 いや~筆舌に尽くせない、ということはこういうことを言うんですね。 逸品ばかり、でした。近々詳細、ご報告します。 特に絵唐…

琴線

家のそばの公園にて。落葉が本当に美しい。 ついこのあいだまでの蝉時雨が嘘のように静まり返り、赤、黄の絨毯が敷き詰められている。 ソメイヨシノ、です。 こういった日常の些細な出来事が”格別の事”に思えるようになった=琴線に触れるようになったのは歳…

土曜の午後、骨董通りにて

週末の土曜、デスク・ワークがたまっていたので休日出勤。 静まり返ったオフィスは嫌いじゃない。電話もないから仕事はガシガシ進む。 予定よりも早く終わり、南青山近辺の骨董屋さんを数軒のぞく。 最初の骨董屋さんで「グッ」とくるもの2点に出会うが「再…

筒盃・グイのみの謎

過日、昵懇の在唐津市陶芸家が呟いた。「唐津の始源やらなんやらも解きほぐしたいが、何より当時朝鮮半島で作られていなかった筒形の小盃がなんであそこまで唐津諸窯で作られたかがわからんのです」、と。 それまで全く意に介していない事だったが、以降折り…

筑波へ

ここ二ヶ月ほど、商用で筑波学園都市を頻繁に訪れている。 今日も昼1時に彼の地へ。 それにしても利根川をこえた辺りの車窓<つくばExpress、からの…>は素晴らしい。茨城の血が流れる小生には堪らなく嬉しいんだな。特に水田のそこかしこにある、屋敷林に…