2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
週末、吉野靖義さんの個展に顔を出した。 僕が現代陶・唐津焼から古陶・唐津焼(古唐津)にその関心が移るきっかけになった作陶家。 昨年は震災もあり、個展に伺えなかったので期待に胸を膨らませて渋谷・炎色野さんを訪店。 あっと驚く「絵唐津」(頁岩使用…
いつものように「ろくな唐津はないよ」と懇意の骨董屋さん。 「こんなものばかり」と机上にひろげられたものの中に、それはあった。 …「グッ」ときた。 肌理の細かい素地に灰釉、その上に鉄釉、更に透明釉(長石釉?)がかかった飯茶碗。紛れもない古作でち…
仕事の合間を縫って古美術店へ。 「唐津も何もないよ~」と聞き慣れたフレイズ。 「でもね、先週~」と続けるご主人。 その先は書くまい。 僕が10年追い続けている、ある酒器に関してこの1年にこういった事が2度ばかり。 ご主人が向けるべき相手を考える間…
ひさしぶりに土日が休みの週末。 時間がある…それはそれで過ごし方に戸惑ってしまう。 前夜しこたま呑んだに関わらず貧乏性の早起き。 街は午前9時を過ぎても静かで、なんだか凄く豊かな気持ちになる。 暇つぶしもかねて、いつものようにストックルームから…
大学の、先輩の蔵品・平戸系片口に接した。 例の、堅手並みに青みがかった釉薬&カチンカチンの還元炎焼成、へたれもの。 窯内でひしゃげてしまい、物原に捨てられた。 ただ良い焼成加減で痛々しいながらも妙に親しみが持てるものだった …何故、心をひかれた…
PCの仕事データをHDに移す作業の一環で写真データをチェック。 完全に忘れていた2、3年前の古唐津関連がぞくぞく出て来た。 で、… 「引っ越し時の古雑誌読み耽り」状態に。 窯跡にしろ、陶片にしろ、「今の自分だったら、こう撮るのになぁ」というもの多々…