古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

磁片+陶片

お手伝いをさせていただいた「唐津・窯元ツーリズム2015」も無事に終了。
好天に恵まれた晩秋の唐津は美しく、艶やかだった。
勿論夜は呑み。
それも前回以上にへろへろになりました。
一番館坂本さんをはじめ関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした!

さて、今回は勝見充男師匠のリクエストで古窯ではなく、現代陶唐津焼作陶家の窯を巡りました。

イメージ 1




恵まれた自然環境の中で、作陶に打ち込む彼ら。
そんな作陶家達と言葉を交わし、また、クリエイティヴィティ溢れる作品や現場の空気感に師匠も魅了されまくりだったよう。
特に梶原さんの飯洞甕窯では陶土のもとである砂岩には「強い印象を受けた」とのこと。









「次なる企み」あって。
来年は色々な意味で「面白い事」になりそうです。
古いものと新しいものをバランス良く掛け合わせて楽しむ。
それにより、心が満たされる…そんなことを提案していきたいなぁ、などど師匠と話しています。

さてさて、今回の唐津行きでは自分的に「グッと来る収穫が二つ」がありました。

イメージ 2





一つ目は「初源伊万里=最終型古唐津」のコレクターMさんに譲っていただいた磁片+陶片。小物成、天神森、原明…と考えるだけでも楽しくなるモノ。これ、資料としてずっと欲しかったんです…Mさん感謝!







イメージ 3






断面で色々とわかりますね…。









イメージ 4


そして二つ目は師匠からいただいた1,800年代前半のイギリスのキャンドル・グラス。
高台、そこかしこにある気泡、厚みが均一でなくうねうねした感じは平戸系の盃みたいで○。大きさもほどよく呑み易い。
師匠からお譲りいただいたバカラとはまた違った良さが。





…と、いいつつ、ここのところの本業多忙につき、愛でる事無く日が経っていく。
嗚呼、忙しい事は良い事だけど、過ぎるとねぇ。