古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

目白コレクション2012~久しぶりに木地盆

目白コレクションに行った。 いつもは最終日の終了間際、というまったくもって「やる気なし」の訪問。が、今回は初日午後2時過ぎに現地着。ちょい頑張ってみた、って感じ。目白駅ホームから「ひょっとしたら会場にいらっしゃるかも?」と思ってOさんに電話し…

Oさんの酒器(写真追加Ver.)

先だって九州に行った時に友人の紹介でOさんと知己を得た。 おこがましくもお会いした瞬間になんというか”自分に近い”ニュアンスみたいなものを感じた。 で、氏の懇意にされているお店で一献酌み交わすことに。 古唐津の陶片がさりげなくディスプレイされ、…

山瀬の釉調

古唐津数奇は皆、”山瀬は特異な窯”、と言う。 その土味は”所謂古唐津”とは一線を画しているし、「なんであんなところに窯を築いたんだろう?」って誰もが思う高所に窯は築かれていた。 そんな古窯発掘の小皿が手元にやってきた(山瀬ははじめて!)。 径13セ…

古那甲の辻、のこと

この週末は本業の出張で唐津行きから一週間を経ずして九州へ。 肥後と肥前の二人のお師匠にお会いし、それぞれの場でなかなかお目に出来ない古陶に触れる事に。特に今回は所謂”所載”もの5点に接する事が出来た~やはりそういうもの達は器自体が発する”気”、…

小十冠者古窯の絵唐津陶片

唐津市にあって、平戸系と同じく、李朝直系の色合いの濃い小十冠者古窯。 http://blogs.yahoo.co.jp/mstmrtrsp/33871693.html ←訪問記はこちら! 先だっての唐津行きの際、お師匠宅でその古窯発掘の「絵唐津」陶片をみせていただいた。 何度も現地に行った。…

お師匠の、平戸系盃二種

時間をこさえて師匠宅を詣でる。 バタバタで、ほんの少しだけのお邪魔。 コレクションされている品々は本当に刺激的だ。 で、ポンと出された盃二つ。 筒形、総釉、釉薬はグレイ、高台にくっきり4つの砂目。胴を締めるアクセントが面白い(これをみて色々言…

岸岳系・帆柱(または皿屋)古窯発掘・斑片口

志を同じくする、愛陶家の友人所有の斑片口。 ひしゃげて、呼びがあり、独酌にはでかすぎるサイズ、そして斑特有の釉腐れも所々に見受けられる。 …が、なんとも好ましいのだ! 帆柱、皿屋特有のざらりとした土味、力強く小気味より高台、グッとくる手取りの…

久方ぶりの、唐津

昨年9月以来の唐津行き。 たまたまですが2003年5月3日に、はじめて唐津を訪れてからまる9年経った、4日に現地入り。 薫風舞う唐津は本当に素晴らしかった。 虹ノ松原の木漏れ日、唐津湾の潮の香り、そして背振山系から続く唐津を取り巻く山々の緑。 心身…

大皿、のことなど

年配の、古陶数寄の方とのお話し。 氏にとって”古唐津”とは松浦系であり、なんと言っても甕屋の谷古窯の大皿が琴線に触れる、との事。その延長で「甕屋の谷ってもてはやされ過ぎちゃって、一種のブランドになってるよね。市場にある絵唐津大皿や鉢の大半が椎…