古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

骨董の今後

私の本業、パッケージからノン・パッケージへの移行が急加速中。CDの売れ行きは4,5年前と比較にならないぐらい減少し、その減少分を着ウタをはじめとするデジタル・コンテンツが補填している。 それはよいとして何事もインターネットに重きを置かねば取り…

包み物

最近凝ってます、包み物。 木箱だったり、グイノミや片口、徳利なんかを包む、古布を使った風呂敷やらなんやら。そこそこ古色の付いた杉か桐の箱にそれを合わせる・・・すると器自体がアップ・グレイドされる。 それにしても色々と考えながら古布を探すって…

へうげもの2

週間モーニングの人気連載漫画「へうげもの」。 とうとう、古唐津が出てきました!相当デフォルメされてますが<史実とも異なっていますが>、何はともあれこういった形で唐津焼が採り上げられるのは嬉しいものです。 http://hyouge.exblog.jp/ それにしても…

旅盃2・唐津の居酒屋”瑞穂”

先日、旅盃を実践<前述はこちら~http://blogs.yahoo.co.jp/mstmrtrsp/25825474.html>。今回は酒席を供にしてくれる方の分も持って<随分なおせっかいだが・・・>。 持ち運び、やっぱり気を遣うけれど良いものですね。 地物の食材を使ったシンプルな和食…

地主さんのお話し

過日、松浦系のとある窯跡を巡った。 窯跡のある土地の地主さんに案内していただき、5箇所ほど。その土地土地に伝わる歴史の話や、古窯にまつわる話を聴きながらの窯巡りは今までとは比較にならないぐらい楽しかったし、内容が濃かった。 1:中里無庵さん…

雑記

ここ一週間、本当にバタバタしている。それでも忙中閑あり、とはよく言ったもので京橋あたりに出没したり。 僕が織部に嵌っている、という旨をきちんと受けていただいた古美術RのA氏。すぐさま真っ当な青織部平向付を向けてくれた。実に良い。つい先日、ド…

旅盃

朝日新聞土曜版の「be on Saturday」に掲載されていた恩田陸さんの「作家の口福」というコラム。今回のお題は”長旅には酒器を連れて”だった。 凄く共感できました。 今でこそ月2回ぐらいの頻度で出張に行ってますが、以前は月6回、なんてことも。酒器を持…

ヤフオク出品

先週末、色々思うところがあり、持っているものを整理することにしました。で、 どうせなら知っている人に使ってもらいたいなぁ、と何人かにお声がけをしたんですが古唐津2点の行き先が決まらず・・・。 なので本当に久しぶりに”ヤフオクに”出品してみるこ…

平戸系の筒

平戸系。 色々言われていますが僕にはとっても好ましいもの。窯跡に落ちている小皿や向付の陶片には岸岳、松浦、そして武雄系よりも濃厚な”李朝直系のニュアンス”が感じられるから。多々見受けられる、この系統特有のまるで李朝堅手を思わせる釉薬、そして高…

古唐津に関する古書2

ネット上をうろうろして、ようやく見つけた「肥前古窯址めぐり」という古書。以前に触れた古舘九一氏がバックアップした金原陶片氏の協力により水町和三郎氏が書き上げた当時としては画期的な書が今日届いた。 ちなみに初版は昭和7年。昭和8年に二版、それ…