2016年が終る。 本業の多忙さ故か、または加齢に拠るものか? どうにも時間の経過が加速化しているような。 思い返せば、春の「古唐津ぐい呑み展」へのサポートにはじまり、その冊子制作、各種トーク・イヴェント、そして年末には初源伊万里取材で勝見師匠&…
先週末、勝見師匠、「目の眼」井藤社長と有田に行ってきた。 今まできちんと理解していなかった「初源伊万里」。 どうにもそれをクリアしたく。 その想いは師匠も同じだったようで、企画はトントン進み、現地取材と相成った。 現地の学芸員さん、作陶家、そ…
年明けにリリースになる企画を勝見師匠と進めている。 曖昧だったところをクリアにしたい、という想いが今回の事の起こりだった。 ついでいえば、その名付け親が秦秀雄翁だったこともあり…。 昨日はその撮影でした。 現場には畏兄S氏も来られて、賑やかでし…
盃ロスが続いていた。 あれを割愛すべきだったのか…否か…。 来る日も来る日も。 正直、ここまで後を引くとは。 初めての経験だ。 本日、色々着地。 漸く気持ちが落ち着いた。 彼の地で、かつて拙宅にて、よく合わせていた酒器仲間と久しぶりの再会を果たして…
盟友が来京。 ”一献アポ”の際に「こないだお貸しいただいた盃をお持ちください」との追加メッセージが届いた。 「承知!」とレスを返しながら「好きなんだなぁ」とあたたかい気持ちに。 当日は本業が立て込み、バタバタな一日だった。 …愉しみを前にいつも以…
本日はお休み。 東京は雨。 …で、久しぶりに馴染みの骨董屋に足を向けた。 一頻りの「古いもの話し」は日頃のストレスを散らしてくれた。 何より素敵なモノに期せずして触れる事が出来、とても愉しく。 ちょいカワイイ堅手の徳利があったが、ぐっとこらえてw…
久しぶりの休日。 家人も不在、となれば只管に昼酒だろう。 拙蔵の酒器も、いつもと違う表情になる。 普段の独酌とは異なる小さな酒宴。 なんとも愉しいもの、だ。 …が、晩秋の陽は釣瓶落とし。 あっという間の、極楽でありました。
先週末、勝見師匠と岐阜行。 長良川温泉を中心としたフェスティバル「長良川おんぱく」。 その、数多あるイヴェントの中の一つ「これからの骨董の、愉しみ方」なるトーク・セッションに 師匠共々参ずる為に。 朝早いイヴェント故、前日昼過ぎに現地入り。 師…
メジコレで拙宅に来た木地盆。 畏兄、哲さんの言「脇役だと思っているよね、お盆を。だれしもそうだけど、ちょい発想を変え、主役にしてみたら」に刺激された。 …で、そんな小さなお盆にあわせて、酒器を寄せようと思っている。 第一弾は徳利。 この季節なら…
目白コレクションに参じた。 「木地盆」のみに狙いを定め、1時間前に現地に。 「楽々、10番目以内?」と思いきや、前回を上回る長蛇の列に圧倒される。 いいじゃん!この感じ。 古いものを好きな人が増えている、ってことで。 …が、周りの会話を聴いて、と…
出張三昧。 今週も北へ、南へ。 鉄道は好きだし、飛行機も好き。 何より日本が好きなので日々楽しく過ごしている。 そんな中、相手先の都合で時間がポッカリ空いた。 「古唐津に強い」と言われている”大店”が近くにあることを想い出し、ちょいとお邪魔するこ…
常日頃から「時代性のあるモノの運用」が性にあっている、と感じています。 また、皆と共有出来てナンボかな、とも。 加えて「懐古主義一辺倒」ってのは苦手です。 昔を尊ぶ。 それを自分なりに解釈し、楽しむ。 基本は大事。 何度も書いてきたが、ファッシ…
畏兄からの呑みのお誘い。 ここ半年ばかり、お互い行ったり来たりで実現せず。 このたび漸くスケジュール調整がついた。 メイルから察するに畏兄は「唐津の盃」を手に入れた模様…肴は盃、ということで。 まだ明るい夕刻5時半、自宅近所の蕎麦屋で宴はスター…
トーク・イヴェント「骨董と友情は両立するか?」に参じた。 いつも良くしていただいている青柳恵介さん、 そして勝見師匠のお二人による「呑みながらトーク」。 …行かない手は無い。 過去、二人の対談は何件か書籍化されている。 中でも1991年の「遊楽」(N…
本日、私用で休んだ。 半日家で待機せねばならず…暇を持て余し、デスクの引き出し整理をしていた。 すると「ポン」と、グイノミが出てきた。 忘れもしないモノ。 2003年。はじめて梶原靖元さんの窯を訪れた際に一目惚れし、手に入れたモノ。いつの間には居場…
唐津数奇、否、古陶数奇の垂涎アイテムは斑の盃、かな? 確かに斑の盃でやるお酒は美味しい。 なかなかに出逢えないものだし、贋物も多い…。 明日放送のNHK「美の壺」は”幻の唐津焼”なるタイトル。 どんな内容になっているか、伺い知れませんが、そのあたり…
九月に入り、秋めいてきたせいか? 何故か、昔日手元にあり、愛玩していたモノへの想いが募ってしょうがない。 「使わない。だから使ってくださる方のもとへ」と何度も謳ってきた。 …が「使っていたが、止むに止まれぬ事情故、泣く泣く…」と言うモノのいくつ…
Facebookのフィードで「DOの古道具市」なるものが流れてきた。 定期的に開催。 友人の古道具屋さんも参加していたので、以前より気になっていた。 けれど、どうにもタイミングがあわず顔を出せずに居た。 開催はこの週末。 給料日後でちょいお小遣いもあるし…
以前、師匠からアンティークのバカラ(アルクール)を二つ譲っていただいた。 喜んで使ってみたら、一つは独酌には小さく、もう一つは大きかった。 必然、使わぬままになっていた。 そんなおり、知ってか知らずか、師匠から連絡あり。 「あれ、どっちつかず…
先だっての肥前名護屋行きの際、矢野直人さんに面白いものをみせていただいた。 鶏の食卵防止、または産卵場特定、産卵促進等に使われる「偽卵=にせのたまご」。 当時もそれがあったようだ。 古唐津の偽卵。 丁寧な仕事がしてあり、削り跡もシャープ。 皮鯨…
日本史、中でも安土桃山時代が好きな息子。 夏休みの自由研究は「肥前名護屋城跡周辺の陣跡」と、なんともドープなお題。 …が、自分も好き。 想いを遂げさせねば、と彼の地に。 荷を解いて直ぐさま行動開始。 体感温度は間違いなく40度を越えていただろう。 …
気持ちが離れる…というか、使わなくなると僕はその器を手放す、とここで何度も書いてきた。 拙宅に来て十年以上経つ盃がある。 長い事、出番がない。 「そろそろかな」と思っていた矢先に、とあるご縁があって話しが進んだ… が、故在って、拙宅に戻ってきた…
連休、息子と実家に。 多摩の里山と父との会話、そして母の手料理に癒された。 生まれ育った地は良いものですね。 実家に行く度の常として、晩酌の佐賀酒を求めにいつもの酒屋に。 たまたま入荷していた万齢純吟生(夏)を購入。 早めの時間から、平盃でじっ…
出張三昧の日々。 周到にスケジューリングし、グループ会社のK先輩主催”古陶呑み会”に参じた。 忙しくとも、息抜きは必要だ。 因みに僕の目当ては先輩の馬盥盃。 事前にメイルで「馬盥、必ず持ってきてください!」と念を押していた。 数年前に一献交わした…
なんとも激務な一週間を乗り越えた。 北は青森、弘前、五所川原…からの宇都宮、小山。 この土日は色々な意味でリセットしたい、と早起きして、只管有酸素運動。 …スッキリした。 で、今宵は久しぶりにじっくり独酌。 いつものガラス徳利、と思いつつ、なんと…
友人と斑談義。 そこで気がついた。 斑というと、図らずも「真贋」という見地に立っていることを。 「斑は贋物が多いから」という諸先輩方の言、そして10年ちょっとの、経験則故か…。 骨董だから贋物がつきものなのはしょうがない。 けれど、もう少しピュア…
畏兄より連絡あり。 なにやら”大事”…ミッションがくだった。 色々な意味で行かないとやばい。 数日後にご自宅を尋ねた。 既に先客があり、場はあたたまっていた。 机上には、凄いものがゴロゴロ。 その日の真打ちは…しばし歓談の後に登場した。 二つの盃、で…
本業の出張ラッシュが六月になり、加速度を増している。 週頭は津軽、本日は三河、そして来週頭は摂津…。 今日は午後三時過ぎに重要案件が終わったので、来年を見込んでの事業視察を行う事になった。 そのエリアに赴き、諸処をまわった。 気温は25度をこえて…
週頭、師匠と大兄と一献。 楽しかった。 因みに師匠の「現代陶唐津焼数奇っぷり」は加速度を増している。 何度も書くけれど、これは嬉しい事。 古陶で生業を立てているプロを魅了するポテンシャルが今の唐津焼作家にはあるんだ!ってことは 更なる可能性があ…
古唐津の盃は得てして「見た目よりも重い」もの。 手に持ったその時の、「ぐっ」と大地にひっぱられる、その重みが好きだ。 お酒を注ぐと、その分重くなる。 当たり前だけど、それが良い。 「酒を呑んでいる」という実感がぐっ、と湧いて楽しくなる。 出張か…