四泊五日の国内出張に行ってきた。 海外でもないのに、これだけの、ってのは長いサラリーマン生活でもはじめて、だ。 赴くエリアは広島県三原市。 好きなまちだし、重いタスクに関わらず心持ちは軽かった…というのもちょうど真ん中の 三日目がオフである、と…
今週末も嵐、だ。 拙宅近くを走る東急世田谷線沿線の十月は「お祭り月間」。 …週末毎の台風でどうにもいかぬ。 三軒茶屋の「三茶de大道芸」、そして松陰神社前の「幕末維新祭り」いずれも惨憺たる状況…。 特に、後者で山口の地酒を、というのが毎年の決まり…
ここのところ、本業多忙で座があたたまる暇がない。 これはこれで嬉しい事。 だがアウトプットばかりでインプットがままならず、色々な意味でバランスが悪い…そう感じていたのも事実だ。 そんな中、思い切ってウィークデイに休みをとった。 以前より父から提…
骨董という趣味はマイノリティが故、出版物が少ない。 自分の趣向にあう書物に巡り会えればすり切れんばかりに読み返し、読み込むは必定、だろう。 自分にとっては… 勝見師匠の著作であり、 青柳恵介大兄のものであり、 なによりも珍品堂こと、秦秀雄翁のそ…
古唐津や初期伊万里に魅かれる。 その想いを只管にはじめはmixi、そして2007年以降はこの場に綴ってきた。 様々な繋がりが生まれ、有難い事に最近では新聞や骨董誌で連載までさせていただいている。 そこで気をつけているのは断定を避ける事。 僕はその道の…
僕の住むまちは23区の中で「都市型農業」を売りにしている。 …が、拙宅付近にはなかなかどうして草生い茂る空き地が少ない。 幼い頃から虫の音が好きで、またそれに囲まれて季節を、秋を過ごしていた。 故、この家に越してきた直後「もう虫の音を聞くのは難…
「目の眼」誌にて初源伊万里についての連載をさせていただいている。次号がその2回目。https://menomeonline.com/ 昨年末の勝見師匠との有田取材以来よりそのやきものの謎を追いかけているが、 その思いは日に日に加速度を増しており…。 連載第二回は徹底し…
盆休み、実家でのんびりしていた。 ほんの2週間前、夜店祭りでごった返したまちはいたって静か。 不安定な天候にいつも蝉の音も元気が無い。 暇つぶしに歩いた雨上がりの七国山は虫の音の大合唱であった。 嗚呼、もう秋。 見た目に里山の木々に衰えは見られ…
本業がなかなかにうまく進まない。 丁寧に処しているつもりが、負けが続いている。 そういう時期なのかな…。 そんな時、自分を再初期化し、モティヴェーションをあげてくれるのが古陶の世界。 このタイミングで、伊万里の師匠が素敵なものを割愛してくださっ…
うだるような暑さ。 梅雨、明けてんでしょ、これ…。 気を紛らわそうとのぞいたフェイスブックのフィードにふっ、と表れたトピック。 梶原さん、山本さん、竹花さん、浜野さん、そして矢野さん…。 現代肥前陶磁シーンを牽引する畏友達が只管に酒器陶談に没し…
「目の眼」誌連載の下調べで過去巡った平戸系の窯跡の写真をチェック。 更には蔵している陶片も一つ一つ確認。 改めて思うのは「平戸系の土味はきめ細かくきれいだなぁ」ということ。 作陶家 梶原靖元さんが初源伊万里仁関するインタヴューで語っていた事が…
久しぶりに自宅独酌。 夏酒を買っておきながら抜栓ままならずな状態が一ヶ月続いた。 まぁ、忙しくてなにより。 漸くの、時間。 自分にとってのご褒美タイムゆえ、どんな酒器を使うか、昼過ぎから思いを巡らしていた。 …が、結局夏酒には、ってことで”ガラス…
初源伊万里に対しての思いは更に強くなっている。 重ねて記すが「モノを欲しい」というよりも「知りたい」、というモードなのです。 思いが強くなるとどうにも行動に出てしまう性分。 勝見師匠と「目の眼」井藤社長、そして白洲編集長にそれを汲んで頂き、 …
「工芸青花」刊行七号。 それに「秦秀雄と私」と括られた100Pにわたる特集が掲載されている。 所縁のある、また想いを寄せる方々が寄稿しているがその”肝”は翁の三男、笑一さんのそれと最近発見された翁の日記。そのインパクトがハンパ無い。 著作であったり…
日帰りで愚息と湯河原へ。 GW。 小田原がごったがえしていたので心配だった。 …が「そこそこ多め」ぐらいな感じの彼の地はやはり良い。 天気よし、加えて杉の無い山々の木々が美しく。 心がすっ、と軽くなると言うか洗われる、というか。 今度は安宿に泊まり…
連休真っ只中。 後半は出張だが、ここ数日はのんびりできそう…そんなこんなで、早くからやっています。 無粋だが万齢の純米をキンキンに冷やし、久しぶりに登板の三島に注ぎ、ツィーっと。 このとくりも拙宅に来てもう5、6年。 燗酒専用、でしたが今宵はな…
相変わらずせわしい毎日だが、なんとかしのいでおります。 …が、忙中閑あり、でして目白コレクションだったり、師匠のイヴェント「自在屋 春の小さな即売会×若手三人幻の初源伊万里展」なんぞに顔を出したり。 前者で収穫はなかったが図らずも陶友達と愉しい…
出張で三原に。 小早川隆景公が築いた三原城は今年、節目にあるよう。 町のそこかしこに「瀬戸内三原 築城450年」と記した幟が旗めいていてなんとも賑やかだ。 …城跡のほぼ中央を山陽新幹線、山陽本線がぶち抜いているため、駅から本丸に直接アプローチ出来…
新規事業を立ち上げて2年。 相手先の朝が早いもんで、すっかり朝型に。 必然、床に入る時間も早くなり、ゆったりと独酌なんてモードではない日常。 …それでも自分を整えたい時は深夜であろうと、ちょいと呑む。 片口は仕舞うのが便利。 ここんところ、それば…
桜が咲いた。 最高気温が15℃を超えた。 …と思ったらぐ~ん、と冷えた。 衣替え、とクリーニングに出して戻ったばかりのマウンテン・パーカを再登板。 勿論、ヒートテックも。 四月半ばまではこんな感じなんでしょうね。 さてさて。 今日は久しぶりに懇意の骨…
掲題の通り、相変わらず初源伊万里を追いかけている。 そこには蒐集欲、のようなものは無い。 その正体がなんなのか? ひたすらに、只管に「知ろう」としている。 僕は一端スイッチが入ると突き進むタイプ。 どうにも止まらない。 過日も新たな企画の仕込み…
ここのところ、只管に「初源伊万里」を追っている。 「追っている=骨董を探している」、ってことではなく「理解しようとしている」って意味で。 わかっている人にわからないことを聞く。 …で、人はそれを理解し、満たされる。 けれど… 初源伊万里を理解して…
骨董月刊誌「目の眼三月号」における”初源伊万里特集”。 2009年に企画した”古唐津特集”と比較して拙ブログの閲覧数が段違いに多い(約三倍)。 当時と比較にならないぐらい各世代、ネットリテラシーが高くなったし、何よりも今までちゃんと扱われていなかっ…
「目の眼三月号 初源伊万里特集」に関して各方面から多くのリアクションを頂き、とても嬉しく思っています。「良かった」というのもあれば「なんだありゃ!(若干の怒気含み)」まで多彩多彩。 その中でも印象が深かったのは2009年の「目の眼 古唐津特集」で…
「目の眼」三月号見本誌が手元に。 http://menomeonline.com/blog/2017/01/26/587/ まずは形になって、ホッとしました。 どんな反応があるか、凄く楽しみです。 今回は問題提起なので拙ブログにもどんどんコメントをいただけましたら幸いです。 そんな「初源…
本業で唐津市にショート・ステイ。 いつもは福岡からのアプローチだが、今回は佐賀県内数カ所をまわらねばならぬ故、 九州佐賀国際空港からレンタカーにて唐津入り。 これはこれで新鮮で。 その途中、本日より渋谷黒田陶苑さんにて個展が行われる梶原靖元さ…
東京も冷え込んでいる。 ここのところ横着をして片口で酌んでいたが、この寒さ故、今宵は燗酒しかない。 熱めの50℃につけ、週はじめからやっている。 久しぶりに使う堅手徳利と皮鯨の盃が小振りの木地盆に良く馴染んでいる。 酒器はいずれも拙宅に来て10年選…
ここまで何度もお世話になっている骨董誌「目の眼」。 1月末発売の次号の特集で関わらせていただきました。 本日校了。 特集のタイトルは「古唐津と初源伊万里」。 第一特集は2月11日より行われる出光美術館「開館50周年記念古唐津 ―大いなるやきものの時代…
本業始動。 オフィスへの満員電車に揺られながら、臨戦態勢になっていく自分。 年明けも一週間も経っていない…なんて事が噓のように感じられた。 そんな始業日に二つのビックリが…。 ●一つ目。 勝見師匠に「ありますよ、絶対に」と半ば冗談で宣い続けてきた…
新年明けまして御目出度うございます。 本年も、駄文三昧の拙ブログをどうぞ宜しくお願い致します。 年末年始、は… 大晦日から実家で只管にのんびりでありました。 除夜の鐘を突きに行くと順番も頭から三人目!と良い感じで年を越し、先ほど帰宅。 家人も居…