初源伊万里特集の反響について
骨董月刊誌「目の眼三月号」における”初源伊万里特集”。
2009年に企画した”古唐津特集”と比較して拙ブログの閲覧数が段違いに多い(約三倍)。
当時と比較にならないぐらい各世代、ネットリテラシーが高くなったし、何よりも今までちゃんと扱われていなかったがから、かなぁ?
いずれにせよ、古陶数奇間の侃々諤々がネット上で散見されていることは送り手からすると嬉しい事。それらに接し改めて「骨董と言うものはセンチメンタリズムに満ちたものであるなぁ」と感じている。
初源伊万里の名付け親は秦秀雄翁。
それを紹介する翁の文面から迸るモノへの思い。
何が何でもその価値を伝えようとする熱き文面に心を打たれたのは私ばかりではないだろう。
翁はそれが伊万里の始まりであり、陶器から磁器へ…作り手の思考錯誤をストーリーとして創出した。それは古陶数奇達の琴線に触れた。
加えて翁の思いが表れた名称「初源」が持つニュアンスの微妙さが誤解されやすい、ということも初源伊万里がを知るにつれて理解できた。
嗚呼、知れば知るほど面白い。
愉しいかな、愉しいかな。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101010540.jpg)
どなたかが書いておられたが今まで「?」だった古陶が「初源伊万里」として世にでてくるかもしれない、と。
良いものに出逢えん事を…。
佐賀酒「古伊万里 前」を汲みつつ。
矢野直人さん、浜野まゆみさん、そして梶原靖元さんが「唐津四人展」をこちらにて開催中。
是非!
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