目の眼「古唐津と初源伊万里」

「目の眼」三月号見本誌が手元に。
http://menomeonline.com/blog/2017/01/26/587/
まずは形になって、ホッとしました。
どんな反応があるか、凄く楽しみです。
今回は問題提起なので拙ブログにもどんどんコメントをいただけましたら幸いです。
そんな「初源伊万里」特集で使用しなかった写真を何点かここでお見せしようと思います。

まずは今回の主要メンバー L→R
●前列 井藤社長、勝見師匠、村上さん(有田歴史民俗資料館)山本さん(作陶家)
●後列 私、矢野さん(作陶家)、両岡さん(愛陶家)
約三時間、侃々諤々やりました。楽しかったなぁ。

初源伊万里 中皿 磁片(小物成古窯 発掘)
~まんま古唐津な絵。呉須でシンプルに描かれています。


これも小物成。平向、ですね。

↑その、高台。
有田歴史民俗資料館で、窯跡で、はたまた地元蒐集家の蔵する磁片に数多く触れているうちに、
初源伊万里がなんたるか、が、なんとなく掴めたような気に…。
また、近世考古学の見地からのモノへの接し方のほうが「性にあっているなぁ」と確認した次第。
骨董の見地からすると、どうしてもセンチメンタルな視点に重きが行きがち。それがどうしても
?だったので…。
今、はっきり見えているのは…
初源伊万里は日本人プロデュースによる朝鮮半島由来の職人が創り出した朝鮮半島オリエンテッドな日常用磁器であり、同時スタートの、同じく日本人プロデュースによる中国オリエンテッドな高級ラインの磁器(今で言う初期伊万里)に市場で負けてしまった、ということ。
そういえば本業の出張で先週末に有田町に行った際、ほんの十五分ほど山本亮平さんの窯に顔を出しました。彼が開口一番に「今回の企画で、僕の初源伊万里に対する接し方も随分変わりました。良かったです!」と、言われたことが嬉しく。
次の窯入れでも初源の再生を目指し、随分な数を焼くみたいです。
楽しくなってきました。
最後に…
前回の取材の最後に、初期伊万里の優品(敢えて書きますが中国風の)を数多く産した
百間に行きました。色々な意味での、区切りとして。

陶片、磁片は少なくなったけれど大規模操業をしていた窯の跡。勝見師匠が小さな欠片にじっと見つめていたのが印象に残っています。
「目の眼」3月号は2/1発売です!