古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

斑、を考える

友人と斑談義。
そこで気がついた。
斑というと、図らずも「真贋」という見地に立っていることを。
「斑は贋物が多いから」という諸先輩方の言、そして10年ちょっとの、経験則故か…。

骨董だから贋物がつきものなのはしょうがない。
けれど、もう少しピュアに接する事が出来たらなぁ、と。


白濁した釉薬
還元炎焼成で素地が透ける箇所が数多ある、正に”まだら”になっているもの。
諸先輩方の、そんな古唐津を見せていただく度に、本当に美しいなぁ、と思うのです…。

400年前の市場では、あまり受け入れられなかった焼き物。
今の値段は狂気の沙汰、か。いやいや、値段でモノを示すのが一番わかりやすい。だからこれで良いのかな。

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小林秀雄翁旧蔵、斑唐津筒盃。




 つらつらと思った事を。