松浦系古唐津の地と里山の緑
前回、敬愛する古唐津蒐集家T氏宅を訪問したことを書いた。
その道中での事。
伊万里市内から国道202号を大川原で唐津に向かって右折。一頻り走って峠を越えたら遠くにダムが見えた。直感で「ヤバイ」と思った。また瞬時に悲しくなった。
伊万里市内から国道202号を大川原で唐津に向かって右折。一頻り走って峠を越えたら遠くにダムが見えた。直感で「ヤバイ」と思った。また瞬時に悲しくなった。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101035430.jpg)
松浦系田代古窯が水没したのでは、と。
直感は正しかった。水没したらしい…。
人々の生活を支える為であるならば致し方なし、でしょうか。
田代古窯跡に遊んだ日々が懐かしく思われる。
色々な想いを胸に更にレンタカーを走らせる。
放射能ストレス無し、木々の薫りに包まれての快走。やはりここんちは良い。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101035440.jpg)
道園やら
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101035450.jpg)
焼山やら
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101035500.jpg)
甕屋の谷窯、一若屋敷やらを擦り、臨みながら…。
古窯跡の、初秋の緑が胸と眼に染みてくる。
当たり前の里山の美しさが3/11以降、より一層深く心に感銘を与える。
…あれからもう半年、経ったんだなぁ。
台風の影響で荒れていた天気だが、ふっと晴れ間がのぞいたり、で。
突然顔を出した岸岳の神々しさに心を奪われた。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101035510.jpg)
岸岳は佐里からが一番美しい、と思う。
たわわな稲穂が心を豊かにしてくれる。
更に、チョイ寄りした梶原靖元師匠の笑顔が気持ちを軽くしてくれた。
ちょうど窯出しタイミング。古唐津をきちんと理解し、出来るものの数々は必然に尽くせない美しさ。
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101035521.jpg)
それはそうと僕はいつも彼の地に癒されている。
死ぬまで変わらないんだろうなぁ。