古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

黒唐津片口

金曜日夜、友人の骨董屋さんから写メ。
ここ1年ほど探している「黒唐津片口」だった。
低画素の写真からも金石原のものでないことがわかる。

で、お店に直行。

武雄系祥古谷古窯発掘もの、とのこと。
径12センチ弱、若干器高が低く、容量は独酌にはちょい少なめのちょうど一合。でもすこぶる切れが良い。黒唐津によくある釉薬のノー・ダメージで、色も茶でないのが嬉しい。口辺に何カ所か直しがあるが全く気にならない。

イメージ 1







全体的に「こざっぱり」。







前回のブログで書いたように今週は取材絡みで逸品の酒器を堪能。伝世品は素晴らしい。けれど幾世を乗り越えてきたが故の「重さ」がある。この片口は前述通り発掘もの。当然そういったものもなく、かつ発掘品にありがちの「負い目」が微塵も無い。

心底「いいなぁ」、と思う。

が、予想外に高値…(涙)。骨董屋さんも高く仕入れてたみたい。
でも、まぁこういう素直な、すっきりしたものはすぐ売れてしまうんだろうなぁ~。

その片口、音楽でいうとこんな感じ、でした↓!

Boz Scaggs Hollywood