大兄との呑み初め
年末からずっと気になっているが…=敬愛する大兄の「散財したもの」のこと。
片口である、ということは聞いていた、というか聞き出した。
大好きな片口…しかもセンスの良い大兄の買い物~買われた先→大店。
見たくて、触りたくて、感じたくて、それで呑みたくて…。
昨夜、ようやくその機会に恵まれた。
風呂敷に木の小さな札。
「唐津」とある。
時代箱から取り出されたものは可愛らしい片口、であった。
スッ、と入ってきた。
真っ当なもの。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101013750.jpg)
伝世。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101013800.jpg)
口径11センチ弱、器高は6,7センチといったところ、か?
元は青々とした無地唐津だったのであろう。
長年酷使され、凄まじいまでの古色。まるで「黒唐津」だ!
(油の移し替えに使用されたのか、貫入の色味が全体のそれを黒く見せている。伝世の”油片口”によくある臭いもしない)。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101013810.jpg)
細やかな土味、凛とした竹の節、更にはすり減った高台。
無傷でお酒の切れもシュッピッ、としている。
…で、箱に道園とある。
土味が酷似していて「そうかも」、と思う。
やられた。
feat.参加の骨董商氏も「良いもんですねぇ」と満面の笑顔。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101013820.jpg)
集った酒器、皆で記念撮影。
たまらなく、たまらない。
そんな金曜日の酒宴でありました。