古唐津の親水性
この場で何度も宣っている。
”古唐津に取り憑かれている”、と。
僕にとっての魅力は多岐にわたる、がその第一に親水性があげられる。
堅牢でありながらその親水性から著しい経年変化が生まれ、それが人を魅了する。
私もその一人だ。
今宵は良いセッションだった(本業)。
で、独酌。
拙蔵の片口がやけに良い顔に見えた…特に酒を注いだ後は。
貫入の色が「パァ~」という勢いで入り、見込みの釉薬がキラキラ輝く。
そんな古陶を眺めつつ、愛でつつ、酌みつつ。
出川先生が著書で書かれた「古唐津の親水性」を再確認。
それがもたらす雅味に酔い、酒に酔い…。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101023640.jpg)
伝世、ってのはやっぱりいいなぁ。
高いけれど、この味は買えない。
それを考えれば「高くないんじゃないかな」、
なんて酔っぱらいの延長で書いてみたり。
勤務先近辺でクマゼミの鳴声を聴いた。
嗚呼、生息域北限がいよいよ東京に来てしまったんだなぁ。
II CLOSE - CALL ME UP (NEW JACK SWING)