古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

古唐津の親水性

この場で何度も宣っている。
”古唐津に取り憑かれている”、と。

僕にとっての魅力は多岐にわたる、がその第一に親水性があげられる。

朝鮮半島由来の製法=磁器を作らん、として図らずして派生した古唐津
堅牢でありながらその親水性から著しい経年変化が生まれ、それが人を魅了する。
私もその一人だ。

今宵は良いセッションだった(本業)。
で、独酌。
拙蔵の片口がやけに良い顔に見えた…特に酒を注いだ後は。
貫入の色が「パァ~」という勢いで入り、見込みの釉薬がキラキラ輝く。

そんな古陶を眺めつつ、愛でつつ、酌みつつ。

出川先生が著書で書かれた「古唐津の親水性」を再確認。
それがもたらす雅味に酔い、酒に酔い…。

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伝世、ってのはやっぱりいいなぁ。
高いけれど、この味は買えない。

それを考えれば「高くないんじゃないかな」、
なんて酔っぱらいの延長で書いてみたり。







勤務先近辺でクマゼミの鳴声を聴いた。
嗚呼、生息域北限がいよいよ東京に来てしまったんだなぁ。


II CLOSE - CALL ME UP (NEW JACK SWING)