2013年を振り返って
2013年もあと1日。
「あっ」と言う間の1年でした。
古美術、という観点で言うとモノへの接し方が変わった年であったように思います。
ここまではなんだ、かんだと言いつつモノをそこそこの数、買ってました。
今年は、と言うと…
来てくれたものは数点。
今、手元にあるものは黒唐津盃、のみ。
お店に行く事も減ったし、オークションも「まぁいいや、負けとこ」って感じ。
蒐集欲は失せたかもしれない。が、古陶への熱が冷めてしまった訳でもない。
モノへの執着はより強くなったような。
ただ…どうせ買うなら長く使いたいし、本家であるだけでは嫌。
飽きない、というか接する度に触発されるような魅力がないと財布の紐は緩まなくなりました。
僕なりのフィルターが厚くなったよう。
何らかの転換期なのか?
現場でのアプローチも陶工さんのお墓であったり、歴史的背景にフォーカスをあて学芸員さんを
訪ねたり、とモノを主体としないアプローチがメインでした。
一方、古美術業界諸先輩方との交流は今まで以上に頻繁で「逸品」で呑ませていただく事が多かった。
M.K.さんの斑筒、
Yさんの無地筒は夢に出てくるほどのインパクトをカマしてくれましたw。
年初に漠然と「斑盃に出逢えそう」なんて宣いましたが、結果拙宅には”お見え”になりませんでした。
まぁ、焦らずに行こうかな、と←こんな事を思うようになったことも今年1年の収穫かも。
とにもかくにも今年1年、拙ブログにご訪問いただきまして有り難うございました。
好き勝手な事を書く、このスタンスは引き続き。
来年もどうぞ宜しくお願い致します!
★今宵はこのブログを介してリンク出来た数奇者からいただいたお酒を前述黒唐津で呑みつつ。
なんともきらびやかな味わい。こりゃうまい。
人気なのもわかるなぁ。Kさん、感謝です!!