作為
ここのところ忙しく、なかなかに陶友と酌み交わす機会がなかった。
が、ようやく一席設ける事が叶った。
業界の先輩&古陶数寄のYさん、友人、そして僕。
ビールで喉を潤し、一頻りの世間話。
で、おもむろにそれぞれの酒器を取り出して…。
「ストン」とYさんの”至高の盃”が卓上に現れた。
やはり凄い、いや凄まじい。
「口辺の直しがなかったら、なんて野暮な事は言わない。これはそんな事を感じさせないモノ」
土味いずれも酷似している。道納屋谷なのか?はたまた飯洞なのか??
一方、拙盃はYさんの盃の器力に吹き飛びそう、である。
輪花の茶陶的作為が、奔放なYさんの盃との比較で浮き彫りになる(輪花、これはこれで大のお気に入りなのですが…)。
野趣あっての古唐津、という視点で言うと雅味は良くとも”狙った感じ”が…うーん。
いや~、Yさんの盃はすごいもんだ。
何はともあれ陶友との古陶談義は尽きぬ。本当に楽しかった。
そう、いつも書きますが、こういう時間があって諸々乗り越えられるんですよね~。