秦秀雄翁の、初期伊万里八角盃
MK師匠に相談があり代々木上原で打ち合わせ。
諸々ご理解いただき、その後お食事ということに。
駅至近の和食屋さん。
「昭和」を感じさせる佇まい。
供されるもの、全てにご主人の拘りが行き届き、とても美味しい。
おすすめの日本酒もナイスであっという間にほろ酔い加減。
で、良きタイミングで師匠がトートバッグから二つの木箱を取り出された。
…出て来た盃を見た瞬間、Speechlessで。
秦秀雄翁旧蔵の八角盃と鎬盃。
「ヒエ~」でありました!
(いずれも師匠の著作に掲載)
お許しをいただき、それら二つを交互に使わせていただく。
いずれも口当たり、手持ちよくお酒が美味しい。
特に前者はその佇まいからして品格があり、微妙に歪んだ形がひょうげていて魅力的、だった。
翁は「一合で酔っぱらってしまう」と、著作で書かれている。
そう、そういう方にはぴったりの盃だったかも。
因みにMK師匠はこの盃が欲しくてほしくてしょうがなく、翁の後の所有者に10年アプローチして、
漸く手元に来たらしい(そのやり取りも心温まるお話しだった)。いやはや10年のアプローチってのも半端ないですねぇ(僕もこの姿勢、学ばねば!)
思いがけず、影響を受けまくっている師匠から、更に刺激的な秦秀雄翁旧蔵品を試す機会を与えられ、とても刺激的だった。
今後こういうこと、なかなかないだろうなぁ。