成長
ここのところ、ずっと斑か、初期伊万里の平盃でやっている。
「久しぶりに刷毛目」という感じで箱から出すと「ありゃりゃ」ってくらい育っていた。
口辺が茶色になっちゃってる。
勝見充男さんが著作で書かれているが”使って”じゃなくて”使わないで”そうなった感じ(←正確に言うと使った後、洗わないでお酒を紙等で拭き取り、仕舞っておく)。
ヘヴィローの斑は見立ての盃。元来は小皿だから”どうにか呑める”、って感じ。
けれど刷毛目は小皿の体だけど、元々は盃だと思う。
斑に比べて使い易いのなんの、呑み易いのなんの!
改めて色々思いました。
この盃が拙宅に来てもうすぐで3年。
発掘伝世→前の持ち主が”味”を嫌い洗浄→味もへったくれもなくなって気持ちが離れる→拙宅。
呑みたおして、漸くここまで来た。
味付き、ここから一気に加速しそうだ。