絵唐津筒大盃
いつもお世話になっているコレクターのF師匠。
肩の凝らない古唐津談義はいつも学ぶところばかり。
そんな師匠と昼蕎麦@木挽町。
昼早い時間から古陶で酌み交す愉しさといったら…。
その日もいつものように師匠は逸品をさらりと机上に出す。
「はじめて見せるね、これ」と出たのは伝世の絵唐津筒。
早速呑ませていただいくとこれが実に良いのだ!パーフェクト!!
あっという間に盃が重なり、良い気持ちに。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101005550.jpg)
その酔ったノリで「これ、少しの間…お貸しいただけないでしょうか?」と申し入れる。すると意外にもOKが!
持ち込んでいた拙蔵輪花盃と入れ替わりでやってきてました。
茶箱に仕込まれて伝世した見立ての小服茶碗=筒向。
枇杷色の胴、その真ん中あたりに五つ、ちょいちょいと作為ない絵が描かれている。全体は貫入に覆われ、経年変化で大きなシミがそこかしこに。ただ、ただ呑み易く、手持ちが良い。
四合瓶から直接注いで楽しもう、と思っている。
9月末までバタバタしそうだが、この盃の到来はそんな味気ない日常を変えてくれそうに思える。
当面は余程の事が無い限り早帰りしてこいつと向い合うつもり。
土を見るにカメヤンタニ、かな?