平戸系片口の、高台
大学の、先輩の蔵品・平戸系片口に接した。
窯内でひしゃげてしまい、物原に捨てられた。
ただ良い焼成加減で痛々しいながらも妙に親しみが持てるものだった
…何故、心をひかれたというとその高台が、あまりに野太く、愛嬌があったからか。
「そういえば!」と帰宅後ストック・ルームをひっくりかえすと出て来た。
柳の本古窯発掘の同寸片口の陶片(地主さんからのいただきもの)。ぽってりとした高台。
高台の削りはキリッ!
で、拙蔵の陶片は絵唐津。
←「小さな蕾」1980年9月号より転載。
多分、これと同型。
毎度のことですが、「平戸系」は捨てがたい。
En Vogue - Give It Up Turn It Loose