茶粥
連休、体調を崩し臥せっていた。まる二日、ってのは本当に久しぶりだ。
今朝方、平熱に。
夕刻にはどうしても外出しなければならなかったので節々が痛む身体を無理矢理繰ってシャワー。どうにかいつもの感じになる。
昼ごはんの時分になっても食欲は全くなし。
残り飯がある事に気づき、ふっ、と「茶粥」を作ってみようと思いたつ。
そそくさと支度し、さっ、と仕上げる。
木地盆を出し、久方ぶりにイッチンの片口を出して碗の代わりに。
ベランダ際の陽だまりで、ゆったりと味わう。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101023500.jpg)
ようやく一心地、つく。
食ベ終えた後に燦々とした陽のもとで片口を愛でてみる。
いつも深夜の独酌の相手だったがゆえ、気づかなかった新たな発見が何点、か。陶工の指痕、見込みの茶筅擦れやら…。
古陶数寄の虫が動き出したからには本復だろう、と思った次第。