古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

呼ぶ、ということ

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先週末、信頼する気鋭の若手骨董屋さんと呑んだ。相変わらず勉強熱心で刺激されまくる。こちらは古唐津ほぼ一本、が彼は手広く、しかもそれぞれを深く追求するその姿勢に圧倒される<骨董を生業としている人にかなう訳などないのだが・・・>。

その夜は彼に見せたい一心で先日購入した”小片口”を持参。

盃には大きすぎるそれで、冷酒を傾けながら彼がいった一言が刺さった。「これは呼び込んだもんですよ、あなたが。もしこれを私が買ったら間違いなく向けてますし」。

骨董は四方八方に手を尽くすと向こうから寄ってくる、という。確かにこの片口はいろんな意味でそれがあてはまる。というか、ほかの蒐集品もそう。

斑の筒も呼び込めるよう、これからもひたすら努力したい<裏願望として”金石原でない”、黒唐津盃>、と思った次第。

写真は四合瓶が似合う、例の小片口。