古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

伝世の片口

随分前にmixiのコミュにアップしたネタですが、今も解明できていないことゆえ、あらためて。

友人所蔵の片口。
若干甘い焼成だが、使い込まれてよい感じに釉調が落ち着き、まるで奥高麗のようなニュアンスと風格を持っている。

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市ノ瀬高麗神窯あたりで焼成されたものでしょうか。

で、面白いのが高台内の”九翟の紋”、ならぬ8つの丸い文様<?>があるところ。高台を削った後に意図的に指か何かで押しているようだ。市ノ瀬をはじめ、いろんな片口の高台を見てきてけれど、例のないタイプのように思えます。

この文様、何か意味があるのでしょうか?

ご存知の方、どうぞご教授ください。

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それにしても…
使い込まれて角が取れた高台はなんとも言えず良いものです。