俄に思い立って、”持っているだけのもの”を手放そうと思った。
…特に意味はない。
ここで何度も書いているようにモノは使われてナンボ、だ。仕舞われているだけではかわいそう、
心底そう、思っている。
とある晩。
独酌後、盃を仕舞おうとした際にその、”使われていないモノ”に目がいった。
それがきっかけだった。
手元に来て十年以上のもの、昨年手来たもの、そして以前は酷使していて、最近ご無沙汰なもの等々六点。
それぞれ引っ越し先が決まったよう。
新たな持ち主に可愛がってもらい、使いまくってもらい、そして楽しんでもらってほしい。