骨董と古美術
久しぶりに懇意の骨董屋さんに顔を出した。
「酒器はない、唐津はない」、とお決まりの挨拶。
たまたま数奇者の知人もいて鼎談になった。
で、ふっとしたきっかけで「骨董」と「古美術」の違いについて語る事に。
常日頃「骨董」という言葉があまり好きではなく、どちらかと言えば「古美術」という言葉に親しみを持つ旨を述べると知人は「明確に異なるよ」と言う。
正直、深く考えた事もなかったし、その語感からくるニュアンスによる好き嫌いなだけで…。
恥ずかしながら幸田露伴翁が「骨董」という作品を著していた事も知らなかったし。
肥前陶磁を使って楽しむ。時に背伸びをしつつ。
僕の古いものとの付き合いはその程度です。
氏によるとこれは「骨董」の範疇であって「古美術」ではない、とのこと。
熱く語られる氏の言を具に書き連ねる事はここでは省く。
いずれにせよ、良い刺激になったことは確か。
これをきっかけにそのあたりを深く考えてみたい。趣味の世界をつめていくことは楽しい。
Nさん感謝です!
iBooksに前述の「骨董」があったので即落とし。
なかなかに面白い。明日は休みなので夜更けまで浸ってみるつもりです。