古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

初秋の、窯跡巡り①

糸島半島・芥屋海岸での、九州最大のMusic Fes"Sunset Live”が終った。

3日間、フルで堪能。
1日、代休をとった。

当然、唐津へ。
ただ今回は今後の”企て”への土台作りが主な目的。なのでいつものような「古唐津~古唐津~」といった感じと趣きを異にした唐津行き。想定外に早くMTGが終了し、それなりに時間が出来てしまった…。

で、結局いつものように窯跡巡りへ行く事にした。

暦の上では秋、と言ってもどこの窯跡もブッシュがやばい、マムシがやばい、もちろん蚊や虻がわんさか状態。なので勝手を知っていて、かつ前述のやばさをそれなりに想定し得て、備える事が可能な窯跡を”弾丸ツアー”することにした。

巡ってどうなん?という突っ込みがありそうですが僕の場合、窯跡に行ければ良いんです。
そこで色々思う事が自分を高めてくれる訳で。まぁ、自分がそうしたいんだからいいでしょ。

相知から佐里をかすめて藤ノ川内へ。

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夏仕様の岸岳が美しく、心が洗われる(梶原さん宅をのぞくもご不在)。




現地は谷間ゆえ風もなくただ「暑い」の一言。適切な表現ではないと思うが空気が大きく漂っている~ゆったり、まったり、という感じ。けれどVibesは高まりまくる。何せ窯跡巡りは本当に久しぶり、だから。

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昼下がりの集落は静まり返っていた。





地主さんにお断りをいれ、いざ窯跡へ。いつも下草はきれいに刈られているイメージがあったのだが、なかなかどうしてヘヴィ。

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けれど、まぁなんとかそぞろ歩く事が出来た。





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…でも看板あたりまでしかいけませんでした。巨大なコオロギ、バッタ、キリギリス、くつわむし他、多数大小の虫を視認。苦手な芋虫、毛虫の類いは幸いにして目に触れず。




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ところどころに陶片が見受けられ、窯跡に来た事を実感。





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この感じ!窯里のなんとも言えない心地よさ!!これなんです!!!




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地主さん宅裏に集められている欠片もチェック。朝鮮唐津、斑、無地等々…。




その後、ご厚意で麦茶をごちそうになりトータル20分弱で窯跡を後にしました。
1秒とも無駄にはすまい、という意気込みでの濃い時間。
いい加減な、ダラダラな1時間より間違いなくいいでしょ。

それにしても窯跡巡りは良いなぁ。書物、ネット、そして骨董屋さんでの与太話にはない、圧倒的なリアリティが様々なことを教えてくれる。今、彼の藤ノ川内を想いながら、同窯発掘の徳利を愛でつつ呑んでいます。

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