古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

独酌の友 Vol.2

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勝見充男氏の本を読んでから、お盆というものを意識するようになった。氏が書いているように、それなりの木地盆を敷くだけで「自分だけの結界」みたいなものを手軽に作れる。が、そうそう出会えるものではない。値の張るものではないけれど、物色しだして5年ぐらいになるが古唐津盃に出会うよりも確立が低くないか?って思ったり。

で、一週間ぐらい前にネット・オークションで栗の木地盆がでていた。2年前に購入したものとほぼ同手であるが反りもなく、程度も良い。すでに何件かの入札がされており、IDを見て「ああ、あの業者さん」と推察がついたり。そのお方を筆頭に多くの方々が狙っているようで・・・。

そんな状況下、強気で入札。結果、想定価格を遥かに下回った額で落札出来た。ラッキー!

届いた品物は塗料が随分と剥離していたが、”それなり”の栗木地盆だった。早速いつもお盆の手入れに使っているワックスで磨く。みるみる生気を取り戻し、しっとりとした佇まいに。

バイ・プレイヤーがしっかりしていると劇の格は上がるもの。この木地盆はまさにそれ。へヴィ・ローテーション入りは確実だ。

写真はその木地盆とワックス。お薦めです!