古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

ちょいと良い、黒唐津小片口<酒盃>

先日、友人の骨董屋さんで”ちょいと良い物”を見せていただいた。

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松浦系金石原古窯で作られたであろう、小さな片口。多分、機織機とかの油差し用なんでしょうね。釉薬は限りなく黒く、伝世。






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良い感じに高台が長年の使用により摩耗し丸みを帯びている。






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見込みも美しい。お酒が映えそう~。







口径8.5センチ、器高5.7センチ。酒器として、バッチリのサイズ。

同じ金石原古窯では「すずめ口」と言われる器高2.5センチぐらいの小片口があるけど<底は糸切り>、ここまでしっかりした造りのは見た事がない<ちなみに口辺は折り返しているだけで玉縁ではない>。
~過去みたもので最小の口径のものがこちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/mstmrtrsp/12361471.html

金石原が古唐津なのか、そうでないのか…
そんな事どうでもよくなる位に気持ちのよいものでした。
正直ちょっと、欲しかったっす。