これを日々使っているうちに初期
伊万里の、鎬盃が欲しくなってきた。
それから2年弱経ったが、酒呑みの私にぴったりな寸法のモノに出会えなかった。
径5センチ弱のものはそれなりにあるのだが…。
「どうしても鎬で、冷酒を呑みたい…」、と想いは募る。
そんな5月末、友人H氏より写メ。「振りの良いのが見つかりました」というメモ付きで。
口辺に一センチ弱の呼び継ぎ、そこから生じたニュウの直し、一カ所のホツ、そして窯傷、そして見込みに二カ所の引っ付きを目立たない跡がある。その他のダメージはなし。口径は6.5~7センチ、高さ4.5センチ。
李朝ものを下取ってもらい拙宅に。
今年初めての冷酒を鎬で呑む。
追い求めた日々の、盃への想いも相まって
五臓六腑に沁み入った。
写真は竹花さんの湯呑み&初期
伊万里鎬、そして
同じ時代に焼かれたであろう平戸系無地
唐津徳利と鎬盃。