古唐津に関する古書
昭和18年刊行「美術工芸」。太平洋戦争が激化し、日本の快進撃が陰りを見せ始めた時節であるのに、こういう本もでていたのだなぁ、と。
まだ古唐津の研究が始まった頃ということもあり、その記述には(?)な点も散見されるが、そういった先人の試行錯誤が今の古唐津研究の礎になっていると思えばRespect、というよりなにものでもない。一力さんのお兄さん、古館豊さんの原稿も読み応えがある。写真には古舘九一翁が当時所蔵されていた品の数々が・・・。
ぐいのみの話、そして何より「片口礼賛」って稿にはやられました!
今後も古書をディグっていきたいなぁ、とつくづく思った次第。