武雄北部系絵唐津向付
で、今回。出品されているのを発見するや否や「絶対落とす」と決め、「詰めのラスト10分」も強気に踏んだ。
今回も予想外であっけなく落札。しかも安価!
届いてみて「!」、これであの落札価格はないでしょ、ってコンディション。琵琶色、ボディの欠け、ひっつき等なし。わずかに1片の呼び。後厄ではあるが、最近ついている。
絵柄、器形、高台周り<目跡が高台を外してある>等々の特徴を踏まえると、こいつは武雄系北部の、金山谷、古屋敷、小峠あたりで作られたように推察される。
皮鯨以外できちんとした絵がある古唐津は今回が初購入。朝鮮半島から連れて来られた、いにしえ人=クラフツマンたちの息吹がより深く、強く感じられる。やっぱり古唐津は良いなぁ、とつくづく思う。
写真はその向付&金山谷古窯の陶片。高台が酷似している。