馴染みのおすし屋さんにて
休日出勤の土曜夜、馴染みのおすし屋さんにおもむく。
朝から只管にここのつまみ<蛸>が食べたくて、食べたくて。
勿論、My盃も携えて。
いつもは「盃、持っていらしてますよね?」と問うてくるご主人だがこの日は「たまにはこの盃で呑んでみて」と中里隆さんの刷毛目盃を出してくださった(中里さん、といえば唐津前のつく田。そのつく田の松尾さんともこちらのご主人は懇意にされている)。ご厚意に甘え、その盃でしばらく楽しむ。ガス窯焼成特有の「テラッ」とした釉調が気になったが、見込みの美しさは品格があってなかなか。唐津焼、いや正確に言い表すのであれば中里隆焼はまんざらでもないなぁ、と。
矢継ぎ早に供される肴を満喫、その余韻を燗酒が盛り上げる。
2合を過ぎたところで、ごそごそと自前の筒を出して”新旧”取り混ぜて交互にやる。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mstmrtrsp/20010101/20010101003910.jpg)
なんだかんだいっても右側、だけど。
3合過ぎた辺りから刷毛目の見込みにぼんやりシミが出てきて一層感じ良く。
意図せずして、の展開になったが現代陶の良さを改めて感じた時間でした。