古唐津 岸岳庵

24時間古唐津数奇 feat. 初期伊万里・李朝・木地盆

平戸系について

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先日、ヤフオクで手に入れた黒唐津山盃。平戸系諸古窯の陶片を引っ張り出してきて改めて検証してみた。写真はいずれも平戸南部系の葭の本<葭の元>のもの<写真参照>。糸きり高台を外し、目跡は三つ、そして釉薬はけちったように土みせが多い。

件の黒唐津に高さがほぼ同じ陶片を並べてみました。
間違いない、と思うのですがいかがでしょう?

最近見せていただいた、これも平戸系の総釉の立ちぐい呑みも。姿、形をまんま磁器にしたら”のぞき猪口”になりそう。平戸系のぐい呑みは大半が山盃でそれに次いで朝顔形や碗形があり、そしてまれにこういったものがあったりします。なんだかんだ言っても物欲をくすぐられます。

時間が出来たらゆっくり、じっくり窯跡に行きたいなぁ・・・。

*追記:このブログでも触れた会寧のお茶碗が「斑唐津」として売られていました<もう売れてしまったよう>。昔からよくあることですが間近でこういうことがあるとは。